電源開発の歴史を貯蔵酒で味わう。

黒部ダムでは、2022年に富山の酒造会社14社の日本酒16,008本を貯蔵しました。搬入は、2日間、延べ人数52人、車両台数14台で行いました。2024年に搬出を行い、3日間、延べ人数92人、車両台数25台で作業しました。世紀の大事業とよばれた「くろよん」完成からおよそ60年。黒部川を開拓した先人たちの挑戦や電源開発の苦闘の道のりに思いを馳せて、黒部ダム貯蔵酒を味わってみてください。歴史のロマンが、味わい豊かに浮かび上がってくることでしょう。

ダムはまるで天然の貯蔵庫

黒部ダム内の貯蔵熟成場所は、日光が遮断された冷暗場で、年間通じて温度変化が少なく、お酒の熟成にとって適度な湿度が保たれている環境です。さらに、熟成によって味わいの膨らみが広がり奥行きのある旨味を感じやすい種類のお酒が酒造ごとに選ばれて貯蔵されました。
熟成酒の特徴は様々です。黒部ダム貯蔵酒を味わうときは、ぜひ五感を研ぎ澄ませて楽しんでみてください。